アイロニカルな表現
最近はアイロニカルな表現の警句を字句通りにしか捉えられない人が多いのかな。id:sivadさんが現状を危惧してか、「地獄への道は「間違い」で舗装されている:赤の女王とお茶を」というエントリーで警句の真の意味を説明したくなるくらいに。
「地獄への道は善意で舗装されている」というのは、
- 「善意」の人というのはその目的の正当性を信じるが故に、
- 自分の行為が目的を実現するのに適切であるか評価することなく
- その行為が不適切であって裏目に出た場合でも「努力」が不足していると判断してさらに状況を悪化させる
という意味であると私は理解しています。単純に善意を全面的に否定していると捉えて、その警句を自分の意見を主張するのに援用したり、またはその言葉を捉えて批判するのは、ユーモアが理解できない人が増えているのかねえ。
私はアイロニカルな表現は好きな方なので、不用意に使うとむだなフレーミングを発生させるかも。注意しなければ。