Faviki使ってみました

モジックスさんが「Faviki - セマンティックなソーシャルブックマーク - Zopeジャンキー日記」で紹介していたFavikiを早速使ってみました。この新しいソーシャルブックマーキングサービスはReadWriteWebの(「Semantic Tagging with Faviki - ReadWriteWeb」)で紹介されたことがきっかけで注目を集め始めたようです。仕掛けについてはセマンティックウェブに造詣の深い神崎さんの「FavikiとタグとDBpedia」を見ていただきたく。
いまメインで使っているブックマークサービスははてなブックマークですが、好きにタグをつけて管理するフォークソミーって、入力するときの労力は低いのですが、あとで関連するテーマを探したいときにタグ付けの揺らぎによって肝心のブックマークが見つからないことが多々あります。この辺の議論は「フォークソノミーで論争 - bookscanner記」とかにあります。その問題に対してはタグのオントロジーを構築すればいいのではという流れになっていました。詳しくは、「タグとオントロジー - The Web KANZAKI」や、「Ontology of Folksonomy: A Mash-up of Apples and Oranges」など。ここで一番問題になるのはオントロジー構築の労力をどう解決するかという問題です。Favikiでは、DBPediaにおいて英語版Wikipediaから抽出した項目に付けられるタグを限定することでオントロジー構築の問題を解決しています。
さてFavikiを使って見た感想ですが、「this page popular ...」というところで関連するタグが付けられたブックマックを一気に表示できるのがやはりいいですね。いままでは自分で上位概念のタグをわざわざ付けたりして面倒だったのですが、そのような事が不要になります。いまのところ始まったばかりなので登録数が少ないのですが、登録数が増えてくれば自分が見逃した情報に関して思わぬ発見ができそうです。
ただβ版のサービスが始まって時間がないこともあって、細かな使い勝手については先行しているソーシャルブックマーキングサービスに及ばないことがあるのは仕方ないですね。例えば、自分の付けたタグ一覧の表示数が少なくて、私みたいにいろんな種類のタグを付ける人にはとても足りません。この辺は、ユーザの意見を吸い上げるFaviki Wikiが立ち上がったので、積極的に提案していった方がいいのかな。
しばらくはFavikiFavikiを平行して使うことになりそうです。