物理学者の見た生命像
どのブログで見たのか思い出せないのですが、存在だけは知っていて実際には読んでいなかった古典である「生命とは何か―物理的にみた生細胞 (岩波文庫)」を読んでみたのですが、何でもっと早く読まなかったのかと公開しました。
- 作者: シュレーディンガー,Erwin Schr¨odinger,岡小天,鎮目恭夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/05/16
- メディア: 文庫
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特に「第1章 この問題に対して古典物理学者はどう近づくか」というパートは生命を経済に置き換えてみても成り立つように思えます。特に第6節から第8節までの部分、「物理法則は原子に関する統計に基づくものであり、近似的なものに過ぎない」とか、「近似の制度は、多数の原子の参与していることがもとになっている」とか、「測定の精度の限界」とかにまつわる議論、経済論議でもよく見かけます。
古典的名著はその書かれた背景が分からないと良さが分からない部分も有りますが、やはりいいものはいいですね。