Science

InnoCentiveの可能性

ちょっとネットで話題になっているので、「ブームだったのに… 「バイオポスドク」に受難の季節 (1/3ページ) - MSN産経ニュース」を読んでみたんですけど、私の大学時代よりもさらに状況は悪化しているようですね。神経ペプチドの構造解析で、テクニシャン含…

物理学者の見た生命像

どのブログで見たのか思い出せないのですが、存在だけは知っていて実際には読んでいなかった古典である「生命とは何か―物理的にみた生細胞 (岩波文庫)」を読んでみたのですが、何でもっと早く読まなかったのかと公開しました。生命とは何か―物理的にみた生細…

経済学って難しいですね

健康問題というのは多くの人の関心事であり、身近な問題であるわけですが、現代医学で解決できない問題も多く残されています。その分だけ代替医療(wikipedia:代替医療)が注目されるわけですが、現代医学の立場に立つ人との間で常に論争が繰り広げられていま…

疑似科学と存在論

書きかけのテーマがちょっとうまく整理できなかったので、最近読んだ「疑似科学入門 (岩波新書)」でちょっとエントリーを書いてみることにしました。疑似科学入門 (岩波新書)作者: 池内了出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/04/22メディア: 新書購入: 2…

工学≠応用理学

以前のエントリーで工学は応用理学ではないと書きましたが、ちょっと自分なりに纏めてみます。 日記を再開してほぼ1ヶ月になるわけですが、今まで書いてきたエントリーを振り返って見ると、なぜ意見が食い違うのかというテーマが多いですね。主張が対立する…

私にとって科学とは

前のエントリーでは哲学嫌いと捉えられるような内容書いていますが、別に嫌いなわけではありません。科学とは何かについて勝手に語りましたが、実際には科学とは何かについていろいろな立場があって、科学哲学という分野でいまも議論が続いています。前のエ…

経済の哲学と理学

「経済の「哲学」、「理学」、「工学」」というエントリーのうち「経済の「哲学」と「理学」」の続きといえるエントリーです。 前のエントリーで、 近代経済学は経済を理学的に捉えるという現象理解的な立場が強いようにみえますが、経済学は経済という人間…

経済の「哲学」、「理学」、「工学」

経済とか経済学について語ると、良く水掛け論に陥っているのをよく見かけます。以前のエントリーで 経済学批判・反論に関しては、理学的視点、工学的視点、哲学的視点の議論が錯綜していて、そのような中でこんなエントリー書いたことにはとても不安を感じて…

経済の量と質

「生きるための経済「哲学」」というエントリー、やっぱりトンデモ風味に見えるので再考。 物理学の歴史を見たときに、エネルギーの量に注目して理論を構築していったのが古典力学です。蒸気機関が発明され熱機関に関する研究を進めていった場合、エネルギー…

正誤の世界、良否の世界

先日取り上げた「「拒否反応」がなくなり実用段階に入った「フォーマルメソッド」:ITpro」という記事をみて、天の邪鬼な私はそういえばゲーデルの不完全性定理(wikipedia:ゲーデルの不完全性定理)とかチューリングマシンの停止問題(wikipedia:チューリング…

文系理系って区分意味あるの?

いままで読んだり、新たに読んだりした本を基点にエントリーを書いてきたら、その道では第一人者の立花隆氏の読書術関連の著作を読み直してみたくなり、「立花式読書論、読書術、書斎術 ぼくはこんな本を読んできた (文春文庫)」、「ぼくが読んだ面白い本・…

思いこみで判断しないための考え方

科学的に考えるとか何かということを易しく解説したのが竹内薫氏の「99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)」です。99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)作者: 竹内薫出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/02/…

サイエンティスト=エンターテイナー?

ちょっと異論がでそうなタイトルですが。 savid氏の「文字通りのLife Huckかぁ:赤の女王とお茶を」で紹介されていた、Hash氏の「プログラマーに比べ、バイオ研究者に飛び抜けた才能が現れない理由のひとつ:バイオ研究者見習い生活 with IT」を見て思ったこ…

「Science for All Americans」の日本語訳が公開

AAAS(American Association for the Advancement of Science)が中心となってProject 2061という科学教育改革プログラムが進められていることが、「赤の女王とお茶を」のsivad氏の「アメリカの科学教育は76ヶ年計画で着々と進行中。:赤の女王とお茶を」で紹…