Philosophy

リバタリアンってストイック

リバタリアンって初めて効いたときの印象と正反対でとてもストイックな主義を抱いた人々だったんですね。新古典派の思想的基盤になっているといわれているリバタリアリズムを良く理解したくて「リバタリアン宣言 (朝日新書)」を読んだ感想です。リバタリアン…

私にとって科学とは

前のエントリーでは哲学嫌いと捉えられるような内容書いていますが、別に嫌いなわけではありません。科学とは何かについて勝手に語りましたが、実際には科学とは何かについていろいろな立場があって、科学哲学という分野でいまも議論が続いています。前のエ…

経済の哲学と理学

「経済の「哲学」、「理学」、「工学」」というエントリーのうち「経済の「哲学」と「理学」」の続きといえるエントリーです。 前のエントリーで、 近代経済学は経済を理学的に捉えるという現象理解的な立場が強いようにみえますが、経済学は経済という人間…

経済の「哲学」、「理学」、「工学」

経済とか経済学について語ると、良く水掛け論に陥っているのをよく見かけます。以前のエントリーで 経済学批判・反論に関しては、理学的視点、工学的視点、哲学的視点の議論が錯綜していて、そのような中でこんなエントリー書いたことにはとても不安を感じて…

生きるための経済「哲学」

「生きるための経済学 〈選択の自由〉からの脱却 (NHKブックス)」、本書の主題となる哲学的な問題を取り上げるには素養が欠けていすぎて、エントリーとして纏めるの躊躇していたんですが、あえて私なりのとらえ方を纏めてみます。生きるための経済学 〈選択…

正誤の世界、良否の世界

先日取り上げた「「拒否反応」がなくなり実用段階に入った「フォーマルメソッド」:ITpro」という記事をみて、天の邪鬼な私はそういえばゲーデルの不完全性定理(wikipedia:ゲーデルの不完全性定理)とかチューリングマシンの停止問題(wikipedia:チューリング…

文系理系って区分意味あるの?

いままで読んだり、新たに読んだりした本を基点にエントリーを書いてきたら、その道では第一人者の立花隆氏の読書術関連の著作を読み直してみたくなり、「立花式読書論、読書術、書斎術 ぼくはこんな本を読んできた (文春文庫)」、「ぼくが読んだ面白い本・…

思いこみで判断しないための考え方

科学的に考えるとか何かということを易しく解説したのが竹内薫氏の「99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)」です。99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)作者: 竹内薫出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/02/…

規範的思考と実証的思考

前のエントリーで取り上げた本ですが、ちょっとプロパガンダ臭が強いというのは確かかな。yutakashinoさんが すべての統計手法には限界がある。その限界を示しながら控えめに成功例を提示するのが、学者としての嗜みだと思うのだが、その適用限界の提示があ…