Economics

いま「はだかの王様の経済学」が熱いようで

「「はだかの王様」の経済学」に関して、「生きるための経済学 〈選択の自由〉からの脱却 (NHKブックス)」のときよりもさらに熱い論争が繰り広げられていて、興味深くいろんな方のエントリーを読まさせていただきました。「はだかの王様」の経済学作者: 松尾…

こっちの方が行動経済学と付けた方が

Neuroeconomics(神経経済学)というネーミングからちょっと怪しげな先入観を持ってしまっていて、今頃になって「誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか」を読んでみました。誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか作者: ジョージ・エインズリー,…

歴史は繰り返すのだろうか

マネジメントの発明者と言われるドラッカーの著書は比較的最近のものはいくつか読んだことがあります。id:sivadさんの「マネジメント、トリアージとドラッカー - 赤の女王とお茶を」を読んだのをきっかけにして、未読であった「ドラッカー名著集9 「経済人」…

経済学の歴史

私自身歴史好きなところがあるので、近代経済学に至った経緯も知りたくなって学説の始祖となった人物に焦点をあてて経済学史を語った「経済学の歴史 (講談社学術文庫)」を読了。学説だけでなく、人物についての簡単な伝記も合わせて紹介されていることから、…

経済学って難しいですね

健康問題というのは多くの人の関心事であり、身近な問題であるわけですが、現代医学で解決できない問題も多く残されています。その分だけ代替医療(wikipedia:代替医療)が注目されるわけですが、現代医学の立場に立つ人との間で常に論争が繰り広げられていま…

経済人=群衆の叡智の人格化

経済人について哲学的に難しく考えてしまいましたが、経済人とは群衆の叡智の人格化であると考えればすっきり。前に群衆の知恵とか書いているのに、あらぬ方向に思索がすすんで失念していました。「みんなの意見」は案外正しい作者: ジェームズ・スロウィッ…

経済の哲学と理学

「経済の「哲学」、「理学」、「工学」」というエントリーのうち「経済の「哲学」と「理学」」の続きといえるエントリーです。 前のエントリーで、 近代経済学は経済を理学的に捉えるという現象理解的な立場が強いようにみえますが、経済学は経済という人間…

経済の「哲学」、「理学」、「工学」

経済とか経済学について語ると、良く水掛け論に陥っているのをよく見かけます。以前のエントリーで 経済学批判・反論に関しては、理学的視点、工学的視点、哲学的視点の議論が錯綜していて、そのような中でこんなエントリー書いたことにはとても不安を感じて…

経済の量と質

「生きるための経済「哲学」」というエントリー、やっぱりトンデモ風味に見えるので再考。 物理学の歴史を見たときに、エネルギーの量に注目して理論を構築していったのが古典力学です。蒸気機関が発明され熱機関に関する研究を進めていった場合、エネルギー…

市場経済は・・・

何か前のエントリーを読み返して見ると反市場経済論者のように見えますが、チャーチルの以下の言葉の Democracy is the worst form of government except for all those other forms that have been tried from time to time. (実際のところ、民主主義は最悪…

生きるための経済「哲学」

「生きるための経済学 〈選択の自由〉からの脱却 (NHKブックス)」、本書の主題となる哲学的な問題を取り上げるには素養が欠けていすぎて、エントリーとして纏めるの躊躇していたんですが、あえて私なりのとらえ方を纏めてみます。生きるための経済学 〈選択…