Statistics

まぐれって疑似相関のことかな?

「データの科学」のエントリー、実は少し前に書こうと思いつつそのまま放置してあったんですけど、何故改めて書いてみたかというと積ん読状態でちょっと放置していた「まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」を改めて読んでみたからです。まぐれ―…

世論調査の新しいトレンド − Google Trendsによる予測

政治にしろ、ビジネスの分野にしろ、対象とする人々の選好傾向を予測するのは重大な関心事です。政治の世界では世論調査が頻繁に行われ、ビジネスでは市場調査に大きな予算をかけています。 世論調査では、ギャラップ調査に代表されるような標本抽出による統…

複雑な現象を理解する(粗いメモ)

複雑現象を理解するアプローチの方向性にどのようなものがあるか、現時点でのとらえ方についてのメモです。とりあえず、 シミュレーション:理論をモデル化し、出力された仮想データから現象を理解 統計科学:演繹的に構築された理論を、現実のデータで検証…

統計でウソをつく法

ちょっと統計関連ネタがつづきますが、プロパガンダ本を読んだ後にはバランスをとる意味を込めて盲点を述べた本を読み直し。「統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス)」とタイトルはちょっとひねっていますが、統計の盲点を含めて真…

規範的思考と実証的思考

前のエントリーで取り上げた本ですが、ちょっとプロパガンダ臭が強いというのは確かかな。yutakashinoさんが すべての統計手法には限界がある。その限界を示しながら控えめに成功例を提示するのが、学者としての嗜みだと思うのだが、その適用限界の提示があ…

社会現象を数値に基づいて判断する

現在はGoogleやWikipediaなどの情報技術の発展によって膨大な知識に容易にアクセス出来ます。そのため情報の洪水によって必要な情報にたどり着けないことが問題としてよく認識されていますが、もっと本質的なことが忘れられてないでしょうか。そう、どんなに…