文系理系って区分意味あるの?

いままで読んだり、新たに読んだりした本を基点にエントリーを書いてきたら、その道では第一人者の立花隆氏の読書術関連の著作を読み直してみたくなり、「立花式読書論、読書術、書斎術 ぼくはこんな本を読んできた (文春文庫)」、「ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術 (文春文庫)」を再読。改めて読んでみて読書論、読書術に関して共感を覚えるところが多いですが、私はそこまで徹底できない半端者だなと痛感させられました(苦笑)。

立花氏は最近科学をテーマにした著作、番組が目立つことも多くて、科学ジャーナリストというイメージを受けている人も多いかもしれません。でも氏の名声を高めたのはやはりなんといっても「田中角栄研究―全記録 (上) (講談社文庫)」でしょう。徹底したリサーチをベースに書かれた著作群にはやはり圧倒されます。
シェ・タチバナ 立花隆公式サイト
この著作群をみると文系・理系という区分は本当に意味がないなと。理系文系の区分で敬遠するのは、可能性を狭めているようにしか思えません。私自身ジャンルを問わずいろいろ読んできたこともあるかもしれませんが。