建設的なブログ界になるために
id:tanakahidetomiさんの「掲示板・ブログ文化の終焉とケータイ - Economics Lovers Live」という記事を見て、私も気をつけなきゃなあと思い、積ん読状態だった「ダメな議論―論理思考で見抜く (ちくま新書)」をしっかり読むことにしました。
- 作者: 飯田泰之
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 新書
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著者は次の5つのチェックポイントを上げていますが、これは科学的な議論を進める上で共通するチェックポイントですね。
- 単純なデータ観察で否定されないか
- 単純なデータ観察で否定されないか
- 定義の誤解・失敗はないか
- 用語の定義を誤って理解していないか
- 無内容または反証不可能な言説
- どのようにも受け取られるあいまいな表現を使っていないか
- 比喩と例話に支えられた主張
- 実証の裏付けの無い比喩や例話を使っていないか
- 難解な理論の不安定な結論
- 議論を組み立てるに当たって、使っている理論が適用できる範囲を超えてしまっていないか
私も気をつけてはいるつもりですけど、今までのエントリーを見直してみると、このチェックポイントに引っかかっている項目も有りますね(汗)。
やはり日本の国語教育、文学者の卵を育成するような教育よりも、ディベートやライティングのカリキュラムを中学くらいから増やすべきだと思います。